今日は自分が見た話ではなく、スタジオマンに聞いた話を紹介する。
重亀もスタジオマン時代いろんなモノをみてきたけど…なんで撮影現場ってあんなに事件ばかり起きるんだろうね?
だから男女の仲になるなと言ったんだ!!
とあるグラビアカメラマンのアシスタントのお話
アシスタントが男性と女性の二名体制だった事務所があったそうな。
スタジオマンによるとそのアシスタント二名がバウンス板の裏でイチャイチャしていて、側から見ていていつもイライラさせられてたとか。
ある日、グラビアカメラマン氏と二名のアシスタントがスタジオ入りしてセットを組んでいたのだけど、なんだか空気がギスギスしていたらしい。
「なんだよ、やりにくいな…」とスタジオマンが思っていた矢先、カメラマン氏がキレて「だから男女の仲になるなと言ったんだ!!」と大声で怒鳴ったそう。
スタジオマンは我慢できずに吹き出したらしい。気持ちはわかるぞ。お疲れさま。
カメラマンのキレ方、クセ強いww
もっとライト強く当ててくださいッ!!
とある女性有名カメラマン
賞を取ってキラ星のごとく現れた彼女はスタジオでのライティングなどはわからない。
だけど、かなり天狗になっていて(その噂はかなり有名だった)雑誌では断ち落とし(1Pに1枚だけの写真を掲載する)以外やりたくないなど、なかなか強気な発言がカメラマンの間でも話題になっていた。
「大先生だからねー」などと、冗談半分に面白がっていたっけ。
そんか彼女がスタジオに来てかなり偉そうな態度でそれっぽい指示をスタジオマンに出したそうだ。
スタジオマンは内心「ケッ!」と思いながらも言われた通りにセットを組んだところ、テスト撮影をした後、「もっと強くライト当ててくださいッ!」と叫んだそうである。
スタジオマンは「わっかりましたー!」と応えて全てのジェネのバリエーターをフルにしたそうです。ww
「で?どうなったの?」と聞いたら「そのあとは何も言われませんでした」だって。
アガリが見たいよ!!超絶見たいよ!!ww
そう言えばそんな彼女も最近ではお名前を聞きませんな。
もっと強くライト当ててって…そんな指示あるぅ?
ある程度仕事したらスタジオマンはカメラマンの技術レベルをすぐに見抜けるようになるから、賞を取ろうがなんだろうが、技術無いカメラマンに偉そうにされたら素直に従ったりしないんだよね。
スタジオマンも「俺だっていつかは…」と思っているわけで、尊敬できないカメラマンに心の底から尽くすなんてことは絶対にしない。特に若い頃は。重亀もそうでした。
スタジオで偉そうにしたければ圧倒的なパフォーマンスをスタジオマンに見せつけて「すげぇ!」と思わせることが大事
大先生はスタジオマン経験がないからそういうスタジオマンの気持ちも理解できなかったんだろうね。
板ウエイトのフリスビー
こちらは先ほどの方とは別の大御所
大御所って面白いですねー。暴れん坊で有名なお方です。事務所ではとてもアシスタントを大事にするという噂もありますが、現場ではかなりの暴君で通ってました。
暴君カメラマンも何人か見てきましたが、暴君がキレるのに理屈は関係ありません。
キレられる時は何をしてもキレられるのです。
スタジオマンによると、その時も何でキレたのかよくわからなかったそうです。
ただ、その暴君大御所はいきなりキレて怒鳴りながら板ウェイトをフリスビーのようにアシスタントに向かって投げたとか。もちろん当たりはしなかったそうだけど、それは当時でもドン引きだろ…
するとアシスタント氏、スタジオを飛び出して逃亡したらしい。www
どっちもすげえ!それは何か予定調和のショーなんじゃないか?
アシスタント氏が一人逃亡したけどもう一人のアシスタントと共に撮影を開始したそうですが、スタジオマンがスタジオの外に探しに行ったら逃亡したアシスタントが駐車場の隅に座り込んでいて、「戻った方がいいっすよ?」と声をかけても「戻ったら殺される」と頑なに動かなかったらしい。
「その後どうなったの?」と聞いたら「俺もスタジオに戻って撮影入ってたんでわかりませんが、撮影終わっても帰ってこなかったし、車に機材積んだ時も駐車場にはいませんでした」と。
その後が気になる。
「そのアシスタント俺です!」って心当たりのあるアナタ、読んでたらこっそりとお問合せフォームから連絡ください。後日談が聞きたいです。
盗賊みたいなカメラマン
スタジオ代ってのは大抵制作会社かデザイン会社、雑誌の撮影の場合は出版社が払います。
スタジオ代の請求がカメラマン宛ということはほとんどありません。
ある日、スタジオに入ると「僕、今日は重亀さんのスタジオでよかったっすよ」と言うスタジオマン
「どうして?」と聞くと「となりのスタジオはMカメラマンなんですけど、あの人毎回スタジオにあるパーマセル全部持って帰ろうとするんです」
お ま え は 盗 賊 か ! ?
もちろんパーマセル代はつけるんですけど担当さんに確認してもらうと「なんでこんなに高いの?」って聞かれるんで「Mカメラマンがテープを全部持って帰るのでテープ代が高いです」って正直に言うんです。でも毎回めっちゃ変な空気になるんです。だから最近はMカメラマンの時は最低限の本数しかスタジオにパーマセル置かないことにしています。
そりゃ、ロケでパーマセル使うこともあるだろうし、「いまウチの事務所に黒パーないから一本つけておいて!」みたいなことはある。重亀もやったことはある。でも全部持ち帰りはイカれてるぜ…
因みに後日、全然別のスタジオでも「Mカメラマンは大量のパーマセルとトレペを持って帰った」という話を聞きました。
きっと彼の事務所には数年分のパーマセルのストックが積んであるのでしょう。
パーマセルをコレクションしてどうすんだよ?ww
以上、スタジオマンから聞いた撮影現場事件簿でした。
奇行種だらけやん…
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