本日は短く。重亀が遭遇したトンデモカメラマンのお話
合同記者会見の後の撮影タイム
タレントさんの取材で映画の記者発表、質疑応答ののちに各社5分とかで時間をもらって撮影というタイプの撮影が存在する。
その日の被写体は某有名俳優さんで重亀はその俳優さんのファンなのでとても楽しみにしていました。
撮影場所もいろんなパターンがあるが、当日はホテルの会議室、窓際か、それともソファーか、くらいしか撮れる場所もなく、ただでさえ脳みそフル回転な現場です。
用意してから撮影終わって次の媒体のカメラマンに場所を明け渡すまでで5分
全く時間的余裕はなく、かなり焦ります。
カメラマンは7-8人来ていて、重亀の順番は3番目、悪くない。
少しあったまってきたところ、そして疲れる前です。いいぞ!
前のカメラマンがやらかす
ちょっと様子のおかしいカメラマンではありました。女性で歳の頃は30代前半でしょうか?
明らかに所作がスタジオマンやアシスタント上がりではない感じでした(見ればわかります)が、最近そういう人も見かけるようになりましたね。
シャッターを数枚切っては背面の液晶でチェック、また数枚切ってチェック…見ていてなんだか落ち着かない気持ちになります。
そしてまさかの一言
「 わ ら っ て く だ さ い ! 」
おそらくその場にいた全員がズッコケたであろう。
俳優さんは「いきなり笑ってって言われても…」と戸惑いながらも笑顔を作ろうとしつつもひきつっている。
そこへまさかの追撃
「 は ぁ ー 、 ど う し た ら わ ら っ て く れ ま す か ね ぇ ? 」
さすがにこれには俳優さんもムっとしたようで「いきなり笑えませんよ」と真顔で返事
やめろ!俺の撮影の前に空気悪くするんじゃないっ!!
このカメラマンをアサインした編集者も頭抱えたことでしょう。
時間になって変な空気のまま前の撮影は終了
もちろん重亀はその後必死に空気を立て直してちゃんと笑顔の写真もいただいて帰ってきましたよ。
こちとらプロなんでね。
今となっては笑い話だけど…
現場で自分の直前でこれをやられることを想像してみて欲しい。
その場にいた誰もが想像すらしていなかった事態だとは思うけれど、実際にあった話なんです。
喉元まで「もう俺に代われ!」って言葉が出かかりました。
重亀の後ろの順番のカメラマンたちも全員顔が引き攣ってました。
当然あとで「誰だよアイツ?」という話になりましたが、誰も知らないカメラマンでした。
もちろん二度と顔を見る機会はありませんでしたが。
ごく稀に、どうやって紛れ込んだのかわからない、そういうカメラマンが現れるんです。
怪談よりも恐ろしいですね。
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